岩手県交通㈱ 冨士野哲也さん 1999年入社
親子2代でバス運転士!
運転好きが転じて
バス運転士の道へ転職
運転士だった
父の姿にあこがれて
バス運転士の道へ
岩手県交通に入社したきっかけは?
前職はトラックの運転手を10年ほどしていましたが、親父がもともと岩手県交通のバス運転士でしたので、小さい頃からその姿を見て憧れていたこともあり、「やはりバスの運転がしたい」と思い、32歳の時に転職してこの仕事に就きました。親父とは一緒に3年ほど同じ職場で働いていたことになりますね。
バスを運転するには「大型二種免許」が必要ですが、私の場合は入社してから免許取得まで会社にサポートしていただけたこともありがたかったです。
バス運転士として働いてみての感想をお聞かせください。
今は東北エリアの観光バスがメインの走行が多いのですが、もともと運転することが好きなのでバスの運転ができる仕事に就くことができて日々満足しています。人の命を預かっている仕事ですから、最初の頃はお客様が転んでしまわないようにと考えるとブレーキをかけるのが怖くて慣れるまでには1か月くらいかかりましたけど。もちろん今もお客様の命が大事なので、常に緊張感をもって運転しています。
仕事は早番・遅番、たまに拘束時間が長い場合もありますが、休憩時間や休みもしっかりもらえています。仲間や周りに離職する人がいないことからみても良好な職場環境だと感じています。
仕事のやりがいや喜びを教えてください。
路線バスの運転をしていると、お客様に「頑張って仕事してください」と声をかけていただき、観光バスの運転では、「楽しかったです」「ありがとうございました」と声をかけていただくこともあり、やはりこの仕事を「やってて良かったなぁ」と喜びを感じます。
路線バスの運転をしていると、大体同じ時間に同じお客様が乗ることが多いわけですが、たまに乗られていないと「あれ?今日はどうしたかな」と思うこともあり、地域の方との小さなつながりを感じるときもありますね。
運転士として大切にしていること。
お客さまには安全に、快適に、乗っていただきたいので、「常に丁寧な運転」を心がけています。また、運転するだけでなく「ありがとうございました」の声がけも必ずしています。今、観光バスのほうがメインでどうしても時間が不規則になりがちなので、決まった運動とかはできませんが、朝のちょっとした時間に散歩するなどできるだけ体を動かすことを心がけて生活しています。
これからバス運転士を目指す人へのメッセージ
未経験でも、入社後に会社の取得制度によって大型二種免許を取得することも可能なので、やる気さえあれば大丈夫です。車好きの方、運転好きの方はもちろん、子どもの頃に「バスの運転手さんになりたい」と思っていた方は、ぜひその当時の気持ちを実現していただきたいですね。なかなかとっつきにくいと感じるかもしれませんが、バスの運転士は楽しい仕事なので、チャレンジしてもらいたいと思います。